ミニチュアダックスを飼うときに覚悟していていただきたいのは、ミニチュアダックスも病気になると言うことです。
当然、一回も病気にならないまま一生を終えるケースもありますが、十数年も生きるのですので、大きな病気ではなくとも、小さな病気にはいくどかかかること言うのは自然のことと思っていてください。
時には、大きな病気にかかることだってあり得ます。
そういったケースだとしても、狼狽えたりせずに、直ぐに病院に連れて行くことが出来ますか。
ミニチュアダックスは、言葉も話せないですので、どみたいに痛いのか具合が悪いのか、まったく判断がつかないでしょう。
素人考えで、温めたり、冷やしたりしてはいけません。
直ぐに獣医の元に連れて行ってあげるしかない経済的な余裕も必要です。
ミニチュアダックスをはじめ、動物が病気になったケース、保険がききませんから、かなり割高な治療費がかかります。
ちょっとした診察だとしても数万円は覚悟しておくべきでしょう。
手術等になったとしたら、数十万円が通例です。
もっとも、初めからそういった大病を行うことを考えてミニチュアダックスを飼うわけではありませんが、万が一、そういった有り様になったケース、あなたは治療費を払えますか。
払えなくて病院にも連れて行けないと言うのであるのなら、飼うのをもうしばらく待ったほうが良いとおもいます。
治療させてもらえないミニチュアダックスも可哀やうですが、満足な治療を受けさせて挙げられないあなたは、罪悪感で立ち直れないかも知れませんよ。
ご両親や兄弟等、とりあえず当てに出来る人がいるのであるのなら良いのですが、さもなければ、もう少々、経済力がつくなり、貯金が貯まるなりするまで待つことをおススメいたします。
ミニチュアダックスがかかる病気(1)
前回の記事を読んで、ハッとさせられたかたもいらっしゃるでしょうね。
ミニチュアダックスも身内の一員となった以上は、病気になったら治療をしてあげなくてはなりません。
この度は、ミニチュアダックスが、比較的かかり易い病気に対してお話してみようとおもいます。
胴長で短足だとしてもあるミニチュアダックスは、なんと「椎間板ヘルニア」になってしまうケースが沢山のです。
人間だとしても椎間板ヘルニアの患者は沢山ですので、その痛みがどれほど辛いものであるのか、耳にした経験があるのではないでしょうか。
人間は二足歩行だから腰の病にかかり易い等と呼ばれることもありますが、四足のミニチュアダックスであっても、椎間板ヘルニアにはなります。
パッと見の症状としては、歩行かたがヨタヨタした感じになったり、立ち上がれなくなったり、バック脚を引きずってしまう等と言うことがあります。
悪化しますと、バック半身が麻痺してしまい、排便排尿障害等をきたすこともあるでしょうから、出来るだけ早い発見がキーポイントです。
予防としては、過度なスポーツをさせないこと。
大きくジャンプさせたりしないこと。
段差の部位を長く歩かせないこと。
肥満にさせないこと、等です。
なんとなく、活動的がなくなったり、機動が鈍くなったり、脱毛や薄毛等になったりするケースには、「甲状腺システム低下症」の疑いが出てきます。
この病気は、甲状腺ホルモンの低下によって発生するので、病院でなければ治療出来ません。
遺伝性のケースが沢山とされていますから、予防策がないのがガッカリなことです。
ですが、早期発見し、早期治療することによって、悪化せずにすむでしょう。
ミニチュアダックスがかかる病気(2)
前回から、引き続きまして、この度もミニチュアダックスがかかり易い病気に対してご案内いたします。
ミニチュアダックスは、耳が顔の両側に垂れていますね。
こんな形の耳のケース、「外耳炎」になり易いのです。
原因としては、耳掃除を長い間していなくて、垢がたまり、不潔になっていたケース、若しくは、皮膚炎等が原因になるケースもありますし、ミミダニ等が原因となって外耳炎になるケースもあります。
耳掃除を丁寧にしなかった為に内部を傷つけてしまい、その部位から炎症が広がるケースもあるやうです、。
耳垢を長い間ため込まないで、逐一掃除してあげると良いですね。
耳が垂れて中が見えないわけですが、よく見ていればおかしいことに気づくとおもいます。
かゆみ等も出るはずですので、耳や首を不自然に振って動かしてみたり、頻繁に耳ばっかり掻くしぐさを行うでしょう。
炎症がひどいケースには、放出物の異臭等もしてくるはずです。
常に関心を持っていれば、直ぐに気づくことです。
外耳炎は症状の度合いによって治療法も違ってきます。
これも、兎にも角にも早めに獣医さんに見せることです。
そして、遺伝性の疾患でよく見られるものに「進行性網膜萎縮症(PRA)」があります。
これは、眼が見えなくなってしまう病気ですが、遺伝性の為予防法はありません。
パッと見は何処もおかしなところがないように見えますが、きちんと歩けなかったり、動作がぎこちなかったり、直ぐにものにぶつかってしまうなどの症状が見られたならば、早めに獣医に見せてください。
ミニチュアダックスがかかる病気(3)
この度も引き続きまして、ミニチュアダックスがかかり易い病気です。
腎臓や膀胱、尿道に結石が出来る病気で「尿石症」と言う病気があります。
この病気は、体内でできてしまった結石が膀胱や尿道等につかえてしまうことで、尿が出がたくなってしまうと言う病気です。
人間だとしてもそういった病気がありますが、ミニチュアダックスも同じです。
尿が出がたくなりますから、尿の量が節減することによって飼い主は気づかなくてはなりません。
少しばかりしかない排尿を何度も繰返するので、何度も洗面所に向かう・・・と言うような動作も見られるでしょう、。
ときに、結石が尿道や膀胱を傷つけてしまい、血尿をともなうこともあります。
そもそもこの結石は、膀胱炎が原因となって出来るケースもありますし、毎度のお食事が原因であることもあります。
ホルモン等が関係してくるケースもあります、。
小さな結石でしたら、お食事療法や薬で溶かすことが出来るやうですが、大きいものになると手術をしなくてはなりません。
予防としては、水分をきちんと取らせることでしょう。
ミニチュアダックスだとしても、一歳未満の小ぶり犬種に多く生じるのが「環軸亜脱臼」と言う脱臼です、。
先天的な骨の奇形や、骨折、靱帯の剥離等によって不完全な有り様になることで発症します。
初めは、首を触ると痛がるようなそぶりを見せます。
症状が進行しますと、ボディーの知覚神経ですとか、四肢が麻痺を生じてしまい、起立不能に陥ることもあるでしょうから注意が必要です。
先天的な奇形のケースは、遺伝も関係してきますから、予防と言うとあまり高いところから飛び降りたりしないよう、気を付けることくらいでしょうか。
早期発見が望ましいですので、おかしいと感じたら、直ぐに医師に見せましょう。